キャリア

ホワイトメーカーから零細企業へ転職した理由【内向型営業奮闘記0】

私は大手のホワイトメーカーから、社員10名ほどの零細企業に未経験の営業職として転職しました。私は自他共に認める内向型で人見知りです。

新卒就活では、

「営業職だけは絶対に無理!」

という信念のもと、大企業の事務職としてぬくぬく働いていました。

そんな超絶ビビリな私が今回、なぜ不安定な零細企業に、そして大嫌いな営業職に転職したのか?

それはこの職種・環境こそが、内向型の理想の働き方につながるからです!

●大企業から転職を考えているが、もったいないと感じる
●今の仕事をこのまま続けて良いか迷っている
●営業職に興味はあるが、未経験で転職することに不安がある

他にもこのような悩みを持つ人には参考になりますので、ぜひお読みください!

転職前の筆者スペック

まずは新卒で入社した会社での働き方を紹介させてください。

過去の栄光

●大手食品メーカー勤務
●事務系の職種経験のみ
●1日中パソコンに向かってエクセルをいじる
●残業は平均月10時間以内
●ほとんど社内の人とのやり取りのみ
●社外との連絡も自分が買い手なので楽勝
●リモートワークも可能

今、思い返してもめちゃくちゃ楽な仕事でした笑

給料はそこそこでしたが、福利厚生が充実していたのでどんどん貯金できましたね。

そんな恵まれた立場にある私が転職を決意した原因、それがまさに『楽な仕事』にあるのです。

転職ができない=自由を失う恐怖

スキルも経験も身につかない仕事をダラダラ続ける。その先に待ち受ける未来が私は怖かったのです。

まず間違いなく転職することはできなくなります。実績がないと他の会社では全く評価されず、今の会社にしがみつくしかない。

年齢を重ねるとその傾向はより顕著となり、最終的に会社の言いなりになって自由を失う可能性が高いです。

(実際、転職活動時は、マジで職務経歴書に書くことがなさすぎてビビリました…。)

だからこそ、私は20代というまだポテンシャルが評価される段階での転職を決意しました。

これからは転職が当たり前の時代です。『いざとなれば転職できる』というカードを失うことは、精神衛生的に大きなリスクがあると考えました。

野望のために働きたい

上記のような不安に加えて、私はある不満も抱いていました。

「週40時間労働って長すぎじゃね?」

いくら生活のためとはいえ、興味のない仕事に人生の大半を使うのはもったいない。できるなら、時間とお金の両方を手に入れたい!

そのためには会社員のままではいけない。起業して経営者になるしかない! いつしかこんな野望を持つようになったのです。

また、これは私の予想ですが、これからの時代は個人または少数でビジネスを運営する人が豊かになるのではないかと思います。

現代日本は超成熟経済です。

大抵のモノやサービスは高品質で差がつかないため、低価格競争で企業は疲弊しています。

そんな状況で他社と差別化するなら、商品に込められた個人的なこだわりや情熱が重要になってくると思います。

価値観に共感して商品を買ってくれる人は、値段で購入を判断しません。小規模な組織だからこそ、ニッチな市場でファンを作り、価格競争から脱出できるのです。

よって私はこれからの人生に、

●自分の商品の魅力を的確に伝える「プレゼン力」
●相手のニーズを引き出し、双方の利益を最大化する「交渉力」
●事業の全体像を理解し、継続・成長させる「経営力」

これらのスキルが必要だと判断しました。

今の営業という職種、そして社員10名程度の環境はこれらのスキルを身につけるには最適な環境だと思います。

内向型こそ独立するべき

「この筆者は働くことにすごい熱意があるな…。なるべく働きたくない私とは全然違う…」

ここまで読んでくれた方の中には、このように感じた方もいるかもしれません。

ですが、人付き合いが苦手な内向型こそ、独立・起業に向けて頑張るべきだと思います。

私も新卒で入った会社ではずっと働きたくない、と感じていました。

大きな組織で出世を目標にすることは、1人の時間を大切にする内向型にとって苦痛の方が大きいかもしれません。

いざとなれば1人でも稼げる、そんな経験と自信を身につけることが、私たちが自由な人生を生きるために必要だと思います。

最後までお読みいただきありがとうございます!

ここまで熱く語らせてもらいましたが、実際、コミュ障の私にとって営業職はきついことの連続です泣

商談では気まずい沈黙が続き、笑顔が引きつっていると指摘され、新規開拓のテレアポは精神を削られる。おまけに給料も安い…。

そんな内向型営業のリアルな体験談をこれからも連載形式で投稿していきます。

キャリアに悩む内向型の人にはきっと役立つと思いますので、また読みにきていただけるとうれしいです!