どうしても営業をやりたくない…。
新卒は営業に配属されるのが一般的だから嫌だ…。
このような不安を抱えた就活生は多いと思います。
営業に向いていないとされる性格は下記の通りです。
- 人見知り
- 消極的な性格
- コミュニケーション能力不足
- マイナス思考
- 自己肯定感低め
特に内向型と言われる性格の持ち主には多く当てはまるのではないでしょうか?
私自身、上記の項目を自覚しており、とある戦略を駆使して、新卒入社した会社では営業ではない職種を勝ち取りました。
今回は当時の就活を振り返り、営業以外の職種に配属されるための方法を教えていこうと思います。
※私が新卒入社した会社は食品メーカーです。
よってメーカー入社を前提に話を進めますが、ある程度どの業界でも通用する内容だと思います。
【前提】営業以外の職種を知っていますか?
恥ずかしながら、当時の私は営業以外の職種は商品開発、マーケティング部くらいしか知りませんでした…。
ですが会社の中には上記以外にもたくさんの職種があります。
- 生産管理
- 品質管理
- 設備メンテナンス
- 物流担当(SCM)
- 購買・調達(バイヤー)
- 品質保証
- 生産技術
- 広報
- 人事
- 労務
- 経理
- 総務
思いつく限り挙げただけでもこれだけの職種があり、そのいずれにも配属される可能性があります。
営業以外にも可能性はたくさんある、あなたにはまずそれを知っていただきたいのです。
これらの職種はバックオフィス系の職種と呼ばれ、以下のような適性が求められます。
- 丁寧で正確な作業性
- コツコツと努力ができる
- デスクワークが苦ではない
- 忍耐力がある
- 論理的思考力がある
これら適性は内向型の人なら多く当てはまるでしょう。
営業が苦手な方には是非、バックオフィス系の職種を目指して就活していただきたいと思います!
【就活戦略】企業選び編
ここからは実際の就活戦略についてお話します。
バックオフィス系の職種は営業のように直接利益を生むわけではないため、人数を絞られがちです。
また規模の小さな会社によっては、複数の職種を掛け持ちしている場合も多く、バックオフィス系の部署がほぼ存在しない会社もあります。
バックオフィスの独立した部署があるのは比較的、大規模で経営に余裕のある会社と言えるでしょう。
よって就活時の企業選びは単純です。
とにかく大企業を目指しましょう。
具体的には社員数500人以上が目安になると思います(筆者の在籍した会社規模から推測)。
就活戦略【面接編】
面接時の戦略は他のサイトや書籍と同じ方向性となります。
明るく素直なキャラクターを演出することです。
普段の性格と全く逆な人もいるかもしれませんが、ここは頑張るしかありません。
面接の場でいきなり特定の職種を希望するのは扱いづらい人材と見なされる可能性があります。
営業でも何でもやります!というくらいの意気込みで、内定をもらうことをゴールに全力で陽キャを演じましょう(笑)
『陽キャになりきるなんて無理!』
という人に向けて一つ作戦があります。
なるべく自分の好きな話題を話すことです。
内向型は自分の好きなことなら饒舌になるオタク気質があると思います。
面接官の質問に対して自分の好きな話題に絡めることができれば、かなり話しやすくなると思います。
就活戦略【内定〜入社まで編】
無事目当ての会社から内定がもらえたら、ここからが本番です。
入社までの約半年、内定式や懇親会など、会社の人と顔を合わせる機会が何度かあると思います。
そこであなたがやるべきことは、全力で素の自分をさらけ出すことです!
- 下を向いてボソボソ話す
- 会話の輪に入らず1人でスマホをいじる
- 真顔で会食をつまならそうに過ごす
人事の人たちは新入社員の性格を観察しており、誰がどの職種に向いているか見極めています。
そこで明るく社交的に振る舞っていたらどうでしょう?
人事「この人は話好きだから営業に向いてるかも!」
と勘違いされてしまいます。
なので配属が決まるまでの間に、
自分はバックオフィスに向いた人間ですよ!
と全力で陰キャアピールをしましょう笑
筆者の就活経験談
今回ご紹介した戦略は私の経験に基づいています。
私は内定式や懇親会で人の輪に入れず、まったく喋れませんでした。
人事の人は「こいつを営業に回したらすぐ辞めるのでは?」とさぞ心配したことでしょう。
結果として私は品質保証部という、社内に引きこもる部署への配属が決まりました。
当時は全く意図していませんでしたが、結果的に快適に働ける環境が手に入って良かったと思います。
ちなみに入社時はぼっちでしたが、働き始めて1年くらいしたら普通に同期と仲良くなれました!
内向型は時間をかけて他者と仲を深めていくので、心配する必要はないですよ。
まとめ
私は新卒でバックオフィスの部署に配属されて良かったと思っています。
- 正確で慎重な仕事振りが評価される
- ノルマなどのプレッシャーが少ない
- 社内の人とのやり取りが多く、コミュニケーションの負担が少ない
- リモートワークも可能
コミュニケーションに不安を抱えていた私にとっては、少しずつ労働に慣らしていくことができ、社会人として自信をつける良い期間でした。
内向型だから仕事ができない、と絶望することはありません。
内向型に向いている仕事は案外多くあります。
その多くが裏方仕事で就活生の目に触れることがないから、気づいていないだけです。
まずは1つの会社にどんな職種があるのか、そこから調べてみてはいかがでしょうか?